地方公務員の仕事とは?
色々な分野の仕事に関われる住民に奉仕する仕事
地方公務員の仕事は、地方に密着して住民のために色々な業務を行います。
・「都道府県や市区町村の上級試験で採用された人」は、幹部候補として業務に携わります。
数年単位で転勤して広い視野を持ち、幅広い分野の経験を積んでいきます。
市区町村では対応しきれない、国との話し合いの調整などの業務を行っています。
例えば、地域の総合開発や治水、治山に関連する事業、産業の発展を促すための立地の整備、道路や河川などの公共事業の管理、義務教育や社会福祉についても高水準を保つために尽力するなど多岐にわたります。
広い視点での「まちづくり」について課題や実務について、意見をまとめる役割も持っています。
・「市町村で採用された人」は、市役所などの一つの自治体の中で働いて転勤がありません。
地域の住民の行政サービスを行い、生活に密着しています。
例えば、住民票の発行などの公的書類を発行したり、転入や転出の手続き、ゴミ処理、上下水道の整備、公園や緑地の管理、公民館、保育所、小中学校、図書館の運営や管理も行います。
住民であれば誰でも訪れる職場で働くので、直に住民と接することが出来てやりがいを感じます。
・「学校の事務で採用された人」は自治体の公立学校において、一般事務の仕事に従事します。
・「東京特別区で採用された人」は東京都の23区で業務に携わりますが、東京特別区は他の政令指定都市とは少し違った運営を行っています。
・「警察事務」は採用された都道府県内の警察本部や警察署に勤務し、犯罪データ管理や整理、人事や会計など庶務的な仕事を行います。
警察官とは違う採用枠のため試験方法などが違います。
・「技術職」は採用された自治体で勤務先が変わります。
土木や建築、情報などの専門家として業務に携わる、「理系公務員」とも呼ばれます。
専門知識を持たなければ行えない交通網や通信ネットワークの整備、都市計画で災害を防ぐ方法を考えたり、再生エネルギーの開発など、色々な分野から住民の生活を支えて暮らしやすい社会へと導いています。
理系公務員として採用されると、研究や開発にじっくり取り組みながら住民のために本当に必要な物を作ることが出来ます。
民間では予算に制限がありますが、住民のためになることが大前提なので利益や採算などを考えずに、柔軟な発想で開発を行えます。
民間では期限が設けられている研究なども、転属の心配が無く集中して行えるので、本当に良いものを作って地域のために、住民のために役立てたいと思っている人には最適の仕事です。